読書は引きこもりちゃうよ
相変わらず本ばかり読んでいる
だけど自分の世界に引き篭っているとは思わない
初めの頃は読書なんて
社会との関わりを絶って自分の世界に没頭しているだけだと思っていた
そんな考えが
しょっちゅう頭をよぎっては
自己嫌悪に陥っていた
でも結局、
本を読むことは止めなかった
なぜかはわからない
面白すぎるのだ
そして気付いた
没頭はしていたけど
本を読んだ先に
自分の知らない社会が広がっていたことに
読書がなかったら
自分の行動範囲の中でしかモノを考えなかっただろう
そんな狭い世界を
現実と呼ぶのは大きな間違いだった
引き篭っていた時間
僕ばいつの間にか
今までとは別の形で
別の次元の社会とつながっていた
間違いじゃなかった
ずっとつながっていたんだ
この感覚を
また味わいたくて
次の本へ手を延ばす